私は、栄養のことを調べるのが好きで、若い時に通信教育で栄養学を学びました。今でも、買い物をする時には、商品の栄養成分表をまじまじと眺めて、カロリーや栄養成分などを確認して品定めをします。
菓子パンやお菓子など糖質が多く含まれる食品は、食べすぎによる肥満や血糖値の上昇、ひいては糖尿病が気になります。でも、甘いもの好きな私は、糖質を断つことができません。できれば甘いものを食べてもそれを吸収しない方法があれば、と願っていました。ところが、それが、「ないものねだり」ではないことがわかりました。次の研究論文に、“抹茶”がその役割を果たしていることが明らかにされているのです。そこで、抹茶入りパンを食べることによる食後血糖値の上昇抑制効果を調べた研究*を簡潔にご紹介させていただきます。
この調査研究では、抹茶入りパンを食べるグループと食べないグループに分けて、食後の血糖値を計測しました。その結果、抹茶入りパンを食べたグループのほうが、食後の血糖値は明らかに低い値を示しました。小麦粉・砂糖等の炭水化物が30.5gのパンに抹茶を0.75g配合することで、血糖値の上昇が抑制できるという結果が得られました。つまり、抹茶には、糖質の吸収を抑える効果があると考えられます。
糖質の吸収を抑制する特定保健用食品として、難消化性デキストリンが用いられることがあります。が、抹茶の場合、難消化性デキストリンの10分の1の量で効果が得られ、さらに入手しやすいので、食品開発に応用できると、この研究では結論づけられています。
*中村衣里ら「抹茶含有菓子パンの摂取が健常人の食後血糖値に与える影響」『日本食品化学学会誌』vol.19(2)、2012。
とはいうものの、これまで抹茶パンや抹茶菓子を作りたいけれど、抹茶の粉末を溶くのが面倒で、ついおっくうになりがちでした。でも、OMGT BEYOND MATCHAを使えば、そのような手間は不要です。簡単に抹茶を混せることができます。
**尚、これまでも抹茶・緑茶に含まれるカテキン等の成分が、肥満や糖尿病・メタボ予防、血中コレステロール調整効果、血圧上昇抑制効果など、様々な疾病予防機能を有することが明らかにされています。詳しいことは、次のサイトをご覧ください。https://ujimatchapaste.jp/blogs
OMGT 代表社員、大塩まゆみ