米国上院議員マクガバンレポート

2.マクガバン・レポートと日本における食の「近代化」の内発的契機
著者 戸川 律子
引用 人文学論集. 2012, 30, p.41-62
URL http://doi.org/10.24729/00004387より

1975年 米国上院議員マクガバンレポート
当時のアメリカの健康問題、心臓病やガンが急増し、その医療費負担で国が破産すると危惧されていました。そこで、病気急増の原因究明に努めた結果、食生活に大きな問題があることが判明しました。「私たちの食するものが、知らぬ間に昔のような自然なものではなく、薬漬けのものになっている。
その改善のためには、動物性食品を減らし、植物性食品を増やすように。そしてレポートの中で、理想的な食事は、元禄時代(江戸時代中期)以前の日本における、野菜や海藻や魚などを中心とした粗食であると指摘しています。

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